ふじのくに防災フェロー

2017年11月11日 (土)

11月11日 ふじのくに防災フェロー養成講座「地震計測実習」

11月11日ふじのくに防災フェロー養成講座の講義「地震計測実習」が開講されました。
林能成客員教授が担当し、3名の受講生が参加しました。

午前中は地震波についての基礎知識や地盤との関係などを学びました。
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午後は屋外に出ての常時微動の計測と、その測定データの解析を行いました。
まずは防災総合センター近くで計測装置の使い方を学びました。水平をとったり、装置のキャリブレーションを行ったり、実際にデータも取って観測に備えます。
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↑静大の構内で測定の練習をする様子
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↑微動計をのぞき込む受講生

練習を終えると大学周辺の6地点を測定に向かい、その測定データを使って解析方法を学びました。
はじめてのスペクトル解析に苦労しながら、波の解析方法や性質を学びました。
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↑得られた波形について質問する受講生と答える林客員教授

2017年10月30日 (月)

10月28日ふじのくに防災フェロー「防災気象学」-科目受講生記事/フェロー5期修了生-

今回の受講者は6名でした。

 

年々、気象変化が著しく、日常生活に支障をきたす台風や50年に1度と言われるような大雨が多くなり、防災上必要な事が増えています。

 

講義の中では過去にあった局地的な大雨による災害の状況、変化やその対策方法、さらに気象庁や県・市町村、報道機関から発せられる情報を活用して行動し、いかに被害を軽減する事が重要であるかが理解できました。

さらに、過去に発生した伊勢湾台風など甚大な被害を受けた気象災害を題材に、その進路や速度、暴風域の大きさを知り情報提供や避難すべき時期を知らせることにより、いかに被害を少なくできるかが分かりました。

減災のキーワード:①普段の備え ②予測 ③情報伝達 ④退避行動

 

近年、台風・大雨により土砂災害や洪水が発生し、その原因が社会情勢の変化に伴い被害状況が変化し、さらに多くなり、自然環境の変化や都市化による環境問題が関わっていることの解説がありました。

 

日々、身近に感じる気象変化を理解し、気象情報や予報等を活用することが重要であるかが分かりました。これからも気象学について、多くの事を理解し活用していきます。

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2017年10月14日 (土)

10月14日 ふじのくに防災フェロー養成講座「地質学演習」

10月14日にふじのくに防災フェロー養成講座講義、地質学演習を行いました。担当教員は狩野謙一客員教授で、3名の受講生が参加しました。

午前中は、地質学の位置づけやの日本の地質についてのような大まかな内容や、岩相、整合・不整合や断層と行った地質を考える上で基本となる用語が、スライドとホワイトボードへの板書を組み合わせながら解説されました。

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↑講義を行う狩野客員教授

午後は実際に地質図を作る過程も学びました。
面構造や走向・傾斜といった地層を測るうえでの基本的な用語と意味の解説後、雨の降る中、クリノメーターを片手に静岡大学構内で測定を行いました。
知識を習うことと、実際に測定してみるのでは勝手が異なっており、一目で構造がわかる人工物での練習でも苦労していました。

教室に戻ってからは、地形図に露頭線を描くなどの演習も行われ、測定したデータから地質図が作成される過程を、四苦八苦しながら学ぶことになりました。

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↑人工物を用いて、走向・傾斜の確認やクリノメーターでの測り方の確認をする受講生

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↑静岡大学内の崖で地層の向きやそこから得られる情報について解説する狩野客員教授

9月30日 ふじのくに防災フェロー養成講座「都市防災概論」

9月30日にふじのくに防災フェロー養成講座講義、都市防災概論を行いました。担当教員は廣井悠客員准教授で、5名の受講生が参加しました。

本講義は、都市を話題の中心に据えるということで、ターゲットが建物でも、自然現象でも人間でもないと言う意味では、少し目先の変わる内容だったかもしれません。

都市防災・防災まちづくりとは何か?といった基本的な内容からはじまり、
東京(江戸)を例に近代から現代にかけての防災に関する都市計画の歴史的な変遷や、阪神大震災時の被害や種々の都市火災の解説とそれらに対する対策についてを解説されました。

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↑講義する廣井客員准教授

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↑実際に行われた都市計画について図を示しながら解説している廣井客員准教授

2017年9月 2日 (土)

8月19日 ふじのくに防災フェロー養成講座「地震工学」

8月19日にふじのくに防災フェロー養成講座講義、地震工学を行いました。担当教員は秦康範客員准教授で、5名の受講生が参加しました。


講義は、地震の波や揺れ方、建物の振動に関する説明からはじまり、
講義の途中で「手回しぶるる」を用いて、前述の数式や力学的なモデルを実際に目の前で見て、再現して体験するという作業も行いました。

午後には、秦客員准教授の関わっている学校教育での実践についてや、映像資料も使っての種々の地震被害とその対策についての説明が行われました。

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↑講義をする秦客員教授


携帯型の振動台である「手回しぶるる」は、バネの固有周期や構造の違いによる振動の違いなど、モデルや理論だけではイメージしにくい物理現象を実際に体験することができます。
実際に手で触り、条件を変えながら振動実験を繰り返し、秦客員准教授と議論をするなかで、
「こういうことか!」と建造物の被害写真や、それまでの振動の理論を理解できたようです。

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↑映像や「手回しぶるる」を組みながら、建物の構造や揺れの影響について説明する秦客員准教授

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↑実際に「手回しぶるる」を使用し、構造の違いによる揺れ方の違いを体験している受講生達

2017年4月17日 (月)

4月15日 ふじのくに防災フェロー養成講座「統計法」

4月15日に村越真教授によるふじのくに防災フェロー養成講座の講義、統計法を開講しました。
6名の受講生が参加しました。

午前の講義は、
比較的短い時間の講義と、その後は与えられた命題をグループ分けされた受講生同士で考え、最後に皆で議論する。というような参加型の講義が展開されました。
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↑講義をする村越教授
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↑各グループの議論の結果をまとめ、解説する様子


午後は、内容の説明と計算演習を組み合わせた形式で講義がされました。
抽象的でわかりにくくなりがちな統計学という分野を、
身近な命題と、具体的な数字を用いて手を動かして計算することでわかりやすく説明されていました。
また、各自の修了研修のテーマと絡めた議論も取り入れ、少人数の講義の利点を活かした距離感の近い授業となりました。
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↑板書とスライドを併せながら練習問題を解く村越教授と受講生

2017年4月15日 (土)

4月1日 ふじのくに防災フェロー養成講座「自然災害科学概論」

ふじのくに防災フェロー養成講座の平成29年度、最初の講義が4月1日に行われました。
牛山素行教授による自然災害科学概論には、第7期生7名全員が参加しました。

講座全体のガイダンスも兼ねる本講義は、講座の理念や今後の日程、受講の仕方といった基本的な説明から始まりました。
その後は、受講生の自己紹介を行いました。

最初は遠慮がちでお互いへの質問も少ない受講生達でしたが、慣れてきた途中からは積極的な質問も出るようになり、普段は接する機会の少ない他業種の防災担当者との交流を深めていました。

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↑防災フェロー講座のガイダンスをする牛山教授

午後は、それまでの和やかなムードが一変して、真剣な雰囲気での講義となりました。
豪雨災害の内容などを中心に自然災害科学の基本的な考え方や、科学を学ぶうえで必要となる基礎的な統計の内容が講義されました。
後半の統計に関する講義は、ただ聞くだけでなく実際に各自が計算する機会が何度かあり、久しぶりの計算に四苦八苦する姿も見られました。

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↑午後の講義の様子

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↑統計の内容には苦戦する受講生も

2017年2月20日 (月)

シンポジウム「現代における防災実務者育成の重要性」(2017/3/18)のお知らせ

下記の通りシンポジウムを実施いたします.例年,ふじのくに防災フェロー養成講座のシンポジウムとしてこの時期に開催されていますが,今年は東海圏6大学で構成している「東海圏減災研究コンソーシアム」の定例シンポジウムを兼ねての実施となりました.当日午前には同会場で,今年度防災フェロー修了生への称号授与式が行われます.多くのみなさまのご参加をお待ちしています.

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東海圏減災研究コンソーシアム第4回シンポジウム・
ふじのくに防災フェロー養成講座2016年度シンポジウム
「現代における防災実務者育成の重要性」
主催:東海圏減災研究コンソーシアム・静岡大学防災総合センター

1.開催趣旨
 防災に関わる最前線では多くの防災実務者(行政機関等の防災担当者,官民の防災業務に関わる技術者など)が活動しています.南海トラフ巨大地震への対応など,防災に関わる業務の重要性が増し,様々な技術や情報が高度化する中で,防災業務に当たる人材の育成・支援の必要性が高まりつつあります.東海圏減災研究コンソーシアムの構成6大学においても,それぞれの大学の得意分野を生かした防災実務者の育成プログラムが展開されています.本シンポジウムでは,6大学の各防災実務者育成プログラムのねらい,育成しようとしている人材像を相互に確認し合った上で,現代における防災実務者が直面している課題,人材育成の重要性,今後取り組むべきことなどについて,6大学で防災実務者育成に取り組んでいる関係者を中心に議論を行いたいと考えています.

2.日時・場所
2017年3月18日(土) 13:30~17:00
 静岡県地震防災センター ないふるホール
  (静岡市葵区駒形通5丁目9番1号)
  ※会場の駐車場は限られていますので公共交通機関等を御利用ください.

3.内容
13:30 - 13:35 開催挨拶:増田俊明(今年度幹事・静岡大学)
13:35 - 14:05 東海圏減災研究コンソーシアム活動報告
 ・専門部会報告:各部会長(5部会×5分)
 ・(追加報告の可能性あり)
14:05 – 14:45 基調講演1「減災から防災社会へ”想像力育む情報発信”」
静岡大学防災総合センター教授  岩田孝仁
14:45 – 15:25 基調講演2「『文化系』の防災教育―人をみる/思想をつくる」」
東京大学情報学環総合防災情報研究センター特任准教授  関谷直也
<休憩>

15:35 – 16:55 パネルディスカッション「現代における防災実務者育成の重要性」
コーディネータ:牛山素行(静岡大学)
パネリスト:小山真紀(岐阜大学),新井伸夫(名古屋大学),秀島栄三(名古屋工業大学),
名執潔(豊橋技術科学大学),浅野聡(三重大学),小林正人(浜松市役所)
16:55 – 17:00 閉会挨拶:斉藤大樹(次年度幹事・豊橋技術科学大学)

4.参加方法
・参加費は無料です.
・事前申込は不要です.どなたでも自由に参加できます.ただし会場の定員は180名で,先着順となります.
・会場の駐車場は限られていますので公共交通機関等を御利用ください.

5.問い合わせ先
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学防災総合センター
 TEL:054-238-4254 FAX:054-238-4911
 E-mail: sbosai@sakuya.ed.shizuoka.ac.jp
★事前申込は不要ですので,参加の申込,参加についての許可申請などの連絡はご遠慮ください.

案内文はこちら(PDF)からダウンロード.

2017年1月16日 (月)

ふじのくに防災フェロー養成講座2017年度受講生の出願受付を開始しました

2017年度ふじのくに防災フェロー養成講座(2017年4月から開始)の受講生の出願受付を,本日1月16日より開始しました.

防災フェロー養成講座web http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fellow/

2017年度募集要項 http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fellow/H29/H29-all.pdf

受講志願書 http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fellow/H29/H29-5.doc

志願書の受付は、1月16日(月)~1月30日(月)、二次選考(面接・口頭試問)は2月26日(日)です。

当センターブログにて、これまでの防災フェロー養成講座の様子を紹介しています。こちら、もしくはカテゴリーの「ふじのくに防災フェロー」からご覧になれます。

※ふじのくに防災フェロー養成講座は,静岡大学防災総合センターが静岡県と連携して平成22年度から実施している人材養成プログラムです.自治体や企業等で災害に関する実務に従事している方をおもな対象に,災害発生後の「危機管理ノウハウ」にとどまらず,災害の事前予防を目指し,地域の災害特性を理解し,災害に関わる科学的情報を読み解ける,実践的応用力を身につけた人材を育成することを目標としています.

2016年11月28日 (月)

11月26日ふじのくに防災フェロー「地域調査演習」 ―科目受講生記事/フェロー4期修了生―

牛山教授による「地域調査演習」が行われ、研修生6名、先生及び修了生等7名の計13名の参加がありました。

この演習は、講義後に課題を提出するというスタイルではなく、事前にレポートを作成し、演習当日に発表するというものです。防災フェローとして、今後、地域の災害や防災に関わる調査研究や普及啓発などを行うには、まずは、その地域の自然的・社会的な性質を把握することが重要との観点から、この演習では、公表されている情報を活用して、地域の災害・防災に関わる「地域の概要」を簡単な地誌として作成する方法を学びます。

冒頭、牛山先生による40分の講義が行われ、近年の災害事例を示しながら災害に係る素因を知ることの重要性の説明がありました。
その後、研修生による発表が行われました。研修生は、牛山先生の著書「防災に役立つ地域の調べ方講座」を参考に、自分が選定した調査対象地域に関して、人口、地形、河川、気象などの特徴、地域略史、過去の災害、想定される災害、現地調査結果などについて調べたことを、図表や写真を使いながら一人15分ほどで発表し、その後、質疑応答が行われました。

質疑応答では、発表内容に関することのほか、資料の作成方法、公表物からの引用の仕方、科学調査としての論理的な説明方法などについても議論が及びました。研修生は本演習を通して調査対象地域についての知識を深めることができたのはもちろん、今後、修了研修として学会等で発表を行う際の参考になったようです。

どの発表についても熱心な議論が交わされ、6人の発表が終わった頃には外はすっかり暗くなっていました。

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