2011年12月 5日 (月)

静岡県地域防災の日・袋井市防災訓練レポート

12月4日(日)は静岡県の地域防災の日でした。
当センターの牛山准教授が、自身が防災対策推進アドバイザーを務める袋井市の各訓練会場の視察をさせていただきました。

9:00に地震発生を示すサイレンが鳴り、9:05に大津波警報が発令されたと言う設定の防災無線放送が流れました。
地域の避難所の袋井市立浅羽南小学校に周辺地域の方々が集まります。
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三階建ての校舎に外階段が設置され実際に全員が登っています。
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その他、袋井市浅羽支所(旧浅羽町役場)に設置された袋井市現地災害対策本部や原野谷川スポーツ公園での浅羽北公民館管内の合同防災訓練会場にも訪れ、地域の方々や袋井市市長および、市職員の方々と意見を交わしました。
最後は、袋井市東分庁舎コスモス館に設置された袋井市災害対策本部訓練会場にて講評も述べさせていただきました。
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防災訓練での特定のストーリーにとらわれすぎず、想像力をはたらかせて自分にかかわる防災上の改善点・問題点等を見つけ出し、より充実した備えに活かして欲しいとのメッセージを送りました。
迎え入れて下さった皆さま誠にありがとうございました。

2011年11月23日 (水)

日本リスク研究学会が静岡大学で開催されました

11月18-20日に2011年度第24回日本リスク研究学会年次大会が静岡大学浜松キャンパスで開催されました。
大会HP→ http://www.sra-japan.jp/SRAJ2011HP/indexjp.htm

本大会は実行委員長を前田准教授がつとめ、全国各地からリスク研究の専門家が集まりました。
前田准教授らは「東日本大震災後のわが国のあり方についてのデルファイ調査(中間報告)」ほかの発表を行いました。

また、特別講演で「豪雨災害と災害情報をめぐる課題」について牛山准教授が公演し、充実した議論が交わされました。

リスク研究学会HPはこちらです。
http://www.sra-japan.jp/cms/

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2011年11月22日 (火)

静大フェスタ報告

11月19-20日に静大フェスタが本学で実施されました。
当センターの企画として、19日に人形劇団「わにこ」をお招きして「こぶたちゃんと変身オオカミ」を公演しました。

午前11時からの公演には約20名、午後1時からの公演には約30名と悪天候にもかかわらず50名弱の方に来ていただきました。
お足元の悪い中、ご来場下さった皆さまに感謝申し上げます。

また今年度は初めて静大祭と静大フェスタを併催し、例年より多くの方に本学にお越しいただきました。
誠にありがとうございました。

人形劇の様子です。
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「こぶたちゃんと変身オオカミ」は、おなじみの「三匹のこぶた」をアレンジしたオリジナルストリーの人形劇。
東日本大震災の教訓を受けて細部を変更するなどこだわりとセンスが光ります。

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地震に強い鉄筋コンクリートのおうちを建てるこぶたちゃん。
オオカミが変身したオオカミ津波からは、逃げられるのか?!

公演依頼やお問い合わせはこちらです。
人形劇団わにこHP→ http://www.waniko.net/

2011年11月 9日 (水)

第43回 ふじのくに防災学講座のご案内

ふじのくに防災学講座が下記の通り開催されます。
(平成23年度より、「しずおか防災地域連携土曜セミナー」は「ふじのくに防災学講座」に名称変更されています。)

● 日  時
平成23年12月17日(土)  10時30分~12時
● 会  場
静岡県地震防災センター (静岡市葵区駒形通5丁目9-1)

《講義テーマ》
「東海地震に備えて ~いざというときの心理と行動~」
《講   師》
富士常葉大学大学院 環境防災研究科 講師 河本 尋子(こうもと ひろこ)
《講座概要》
本講座は、災害について心理学的な視点から考えます。
「東日本大震災」や火山噴火、台風による豪雨災害などのさまざまな災害が発生しており、防災・減災に対する関心が高まっています。災害が発生した際に私たちがどのように行動できるかを考えると、いざというときの人間心理のメカニズムを理解する必要があります。
また、平常時(災害が発生する前)における情報収集も欠かすことができません。
講座の前半では、「東日本大震災」の被害状況を紹介し、大規模かつ広域的な災害における課題について説明します。
そして講座後半では、さまざまな災害について触れるとともに、個人の災害対応行動を心理学的な視点からみていきたいと思います。また、災害時に自分の住む地域の想定被害をどのように調べられるかなどをご紹介します。

参加費は無料、要申し込みです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/center/seminar/index.html

※ しずおか防災コンソーシアムとは、
県内における防災教育・研究の振興、防災対策の発展に関する相互の教育強化のため、静岡県と静岡大学、浜松医科大学、静岡県立大学、静岡文化芸術大学、東海大学、富士常葉大学の県内6大学、報道機関、静岡地方気象台などが連携して設立した組織。

2011年11月 7日 (月)

平成23年度 防災・日本再生シンポジウム第3回報告

11月6日に、平成23年度防災・日本再生シンポジウム「多角的な災害教訓から静岡の防災を考える」第3回(浜松会場)が実施されました。

基調講演1「地震と津波に備える」の林能成准教授は
「地震や津波のメカニズム」「東日本大震災の動画や体験談」について話されました。

地震防災は
1.自分自身が生き残る。
2.家族を始め身時かな人が生き残る。
3.家、仕事など生活基盤が維持される。
この3つをまず目指していくべき。

救えるのは「迅速な意思決定が必要」で避難する余裕時間がある場合の「津波」「火災」
避難で命を救える災害と救えない災害がある。
という避難についての考え方。

地震は繰り返すからこそ、子孫への伝えていくことが大事。
少ない経験から安易な思い込みで防災をしないようにして欲しい。
というメッセージが印象的でした。

基調講演2「人からはじめる防災・減災」の鈴木清史教授は

専門の文化人類学的な視点で防災について切り込み、
「ウチとソト」を分ける日本の文化は、「災害にしないための日常の工夫」であること。

災害時の医療現場でのトリアージ(識別救急)という考え方に注目して、
日常生活<自分が生き残るための大事なひと もの こと>をトリアージするという提案。

について述べられました。

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防災は、まず「自分の命を守る」のだということを改めて共有する機会となりました。

2011年11月 5日 (土)

平成23年度防災・日本再生シンポジウム第2回報告

本日、平成23年度防災・日本再生シンポジウム「多角的な災害教訓から静岡の防災を考える」第2回(沼津会場)が実施されました。

基調講演1では、野津客員教授が「自然を知ることは,一歩進んだ防災に繋がる」と題して
・防災には地球科学的知識が欠かせないこと
・東北地方太平洋沖地震を想定しきれなかった地震学の背景
・静岡の自然災害について(主に伊豆東部火山群)
といった内容で講演されました。

基調講演2では原田准教授が「津波災害の特徴と防災対策」について
・東日本大震災の津波被害事例
・津波の特徴
・静岡県沿岸の津波シミュレーション結果
等の津波について講演し、
最後に、リスク情報による避難行動の考え方を解説し、津波避難には「知る」「考える」「行動する」が欠かせず、
犠牲にならないためには行動が何より一番大事であり、そのためにも事前に「知る」ことの重要性を訴えました。

また、静岡県危機管理部危機情報課長の近藤氏と当センター副センター長の小山教授を迎えてパネルディスカッションを行いました。
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最後の質疑応答では、予定の終了時間を大幅に超えて会場の皆さんから質問をいただき、来ていただいた方々の防災への関心の高さが伺えました。
明日11月6日は浜松にて本シンポジウムの最終回となる第3回が開催されます。

2011年10月24日 (月)

第42回ふじのくに防災学講座

12月3日(土)に第42回ふじのくに防災学講座を静岡県地震防災センターで開催します。

テーマは「建築と防災 ~耐震設計の現状~」

講師は、海野敏夫(静岡文化芸術大学 デザイン学部 教授)です。

申し込みは、

http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/center/seminar/index.html

で行ってください。

2011年10月17日 (月)

平成23年度防災・日本再生シンポジウム第一回が実施されました

昨日10月16日は平成23年度 防災・日本再生シンポジウム第一回「多角的な災害教訓から静岡の防災を考える」が実施されました。
パネルディスカッションの様子です。
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また、当センターの関係教員が下記に概要を掲載しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/hsato47/64178030.html

平成23年度防災・日本再生シンポジウムは11月5日に沼津市で第二回11月6日に浜松市で第三回が実施されます。

2011年10月 5日 (水)

日本地震学会一般公開セミナーのご案内

日本地震学会一般公開セミナー「東日本大震災に学び東海地震に備える」が下記の通り開催されます。
当センター客員教授の武村雅之が講師を務めます。

10月15日(土)13:00〜15:00(12:45受付開始)
会場:グランシップ11階会議ホール「風」(静岡市駿河区池田79-4)

●13:00〜14:00
「東日大震災から考える、東海地震への備え」
講師:古村孝志(東京大学大学院情報学環防災情報研究センター教授/地震研究所教授)
●14:00〜15:00
「災害史に学ぶ:東日本大震災と関東大震災」
講師:武村雅之(小堀鐸二研究所副所長/静岡大学防災総合センター客員教授)

参加費無料・事前申し込み不要(定員380名当日受付)
主催:公益社団法人日本地震学会
共催:静岡県/静岡大学
問合せ先:静岡県地震防災センター(http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/

ポスターはこちらです。
http://zisin.or.jp/meeting/2011/seminar.pdf

また、同日10:00〜15:00にグランシップ6階展示ギャラリーにて静岡県主催の体験学習型イベント『遊ぼう祭☆学ぼう祭』の併催があります。
『遊ぼう祭☆学ぼう祭』案内ポスターはこちらです。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/topics/pdf/111015-2.pdf

2011年10月 4日 (火)

静岡大学・中日新聞連携講座「3.11以降をどう生きるか~地域の再生と絆づくりのために~」開催のご案内

「3.11以降をどう生きるか~地域の再生と絆づくりのために~」というテーマで静岡大学・中日新聞連携講座が開講されます。
初回は10月8日で来年2月まで毎月一回の計5回開かれ、第3回12月10日(土)は当センター副センター長の小山真人が講師を務めます。

【第1回】10月8日(土)14:00~16:00
震災後の再生可能エネルギーへの期待と省エネ
講師:松尾廣伸(静岡大学工学部助教)
場所:アクトシティ浜松 研修交流センター

【第2回】11月12日(土)14:00~16:00
緩い絆創りで地域を元気にする~社会起業家「ブリッジパーソン」の役割~
講師:相原憲一(静岡大学客員教授・一般社団法人絆塾代表理事)
場所:静岡大学浜松キャンパス

【第3回】12月10日(土)14:00~16:00
東日本大震災を起こした地震とその影響~「大地動乱の時代」をどう生きるか~
講師:小山眞人(静岡大学教育学部教授・防災総合センター副センター長)
場所:アクトシティ浜松 研修交流センター

【第4回】平成24年1月7日(土)14:00~16:00
東日本大震災と災害ボランティア活動~山元町の写真洗浄・複写プロジェクトより~
講師:吉田 寛(静岡大学情報学部准教授)
場所:アクトシティ浜松 研修交流センター

【第5回】平成24年2月18日(土)14:00~16:00
地域の絆でリスク社会を乗り越える
講師:岡田安功(静岡大学情報学部教授)
場所:静岡大学浜松キャンパス

参加費は無料。
詳しくはこちら
http://www.lc.shizuoka.ac.jp/kouza00074.html

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