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2022年9月

2022年9月27日 (火)

第147回 ふじのくに防災学講座のお知らせ

第147回ふじのくに防災学講座を下記のとおり開催しますので、お知らせいたします。

 

【テーマ】 「地域で支える災害時の要配慮者支援~誰一人取り残さないインクルーシブ防災活動~」


【講 師】 静岡県立大学短期大学部 社会福祉学科 准教授 江原 勝幸(えばら かつゆき)氏


【講演概要】

 高齢者や障がい者などの要配慮者(と家族)の「自助」は制限があり、災害規模が大きくなれば「公助」もすぐに機能しません。頼りになるのは地域住民の「共助」ですが、担い手不足や住民同士の関係性が希薄化し、具体的な対策が大半の地域で進んでいません。本講座では、福祉と防災が連携する住民主体のインクルーシブ防災活動に取り組む実践例を紹介し、「災害時にも誰一人取り残さない」ために地域で何ができるか・何をすべきかを参加者の皆さんと共に考えます。


【日 時】 令和4年10月15日(土)10時30分~12時00分

【会 場】 静岡県地震防災センター2階ないふるホール(静岡市葵区駒形通5丁目9-1)
      ※会場の駐車場は限られていますので、公共交通機関を御利用ください。

【受講料】 無料

【対 象】どなたでも受講できます。

【申し込み締切日】10月11日(火)

【開催方法】会場での受講とZoom配信での受講の2通りの方法で開催いたします。

      ※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、会場での受講を中止する場合がございます。

【申込方法】  

1.会場での受講を希望の方

電話又はメールで、「①会場受講、②住所(市区町)、③氏名(ふりがな)、④連絡先電話番号」の4点についてお知らせください。

 ※定員に空きがある場合は、事前予約のない方も当日御来館いただき受講することが可能です。

2.Zoom配信での受講を希望の方

メールで、「①Zoom受講、②住所(市区町)、③氏名、④Zoom情報受信希望のメールアドレス」の4点についてお知らせください。

・メールでお申込みの方は件名を「第147回防災学講座 会場・Zoom(どちらか御選択ください) 受講希望」としてください。

・今年度に計画している講座について継続受講を希望する方は、⑤希望の回(例:第○○回)をお知らせください。なお、開催日等については、地震防災センターホームページで御確認ください。お申込みいただいた回については、再度の申込みは不要とします。

・行政機関に勤務する方は、県または市町名と所属部署もお知らせください。   

・申込みは先着順とし、定員になりましたら締切らせていただきます。

【注意事項】

①会場での受講

・定員190人

・入館の際は、必ずマスク着用、手指の消毒、検温をお願いします。

・発熱又は風邪の症状がある受講者については、入館をお断りします。

 Zoom配信での受講

・定員450人

・当日の配布資料につきましては、2日前までにホームページに掲載いたします。詳しくはお申込みの際に御案内します。

※無断で資料の流用や写真撮影、録音録画等を行うことは御遠慮ください。

※都合が悪くなった方は早めにキャンセルの連絡をいただきますよう、お願いいたします。

詳細はこちらです。

静岡県地震防災センターHP:http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/topics/event/bousaigakukouza.html

2022年9月15日 (木)

9月3日ふじのくに防災フェロー「企業防災と事業継続論」-科目受講生/フェロー9期修了生

9月3日にふじのくに防災フェロー講義「企業防災と事業継続論」が行われた。

担当教員は、兵庫県立大学院 減災復興政策研究科 紅谷昇平教授で、受講生4名(12期生)、修了生1名(9期生)が参加した、今年は対面でなくZoomによるオンライン講義で実施されたが、事業継続計画(BCP)を中心に、新型コロナウィルス対応を含めて、新しい内容が盛沢山で、多くの気づきを生む1日であった。

 

講義の主な内容は、①企業や地域産業の被災の特徴 ➁企業活動と財務諸表の基礎 ③企業のリスクマネジメントの基礎 ④企業の事業継続計画(BCP)の基礎 ⑤事業継続計画の策定演習と課題出題で、その中で特に2つことに気づいた。

 

一つ目は、企業は被災によって、災害直後の建物・設備などの直接被害だけでなく、取引の中断、原材料価格の上昇、売上減少などの間接被害の影響が大きい(財務諸表の演習から確認できた)

企業の移転、取引先の移転、ライバルの進出により産業被害の復興が難しいことが理解でき、企業の業種・規模・立地などの多様な特徴に適し、既存の企業防災の取り組みを生かした実効性のあるBCPガイドラインを作り上げる必要がある。

 

二つ目は、「自然災害」に対しては、BCPを構築することにより、事前の建屋の耐震化による被害低減、サプライチェーンの改善による早期復旧が可能である。しかし、被災により、表面に出た建物の瑕疵・建築基準違反、不十分な危険物管理、従業員への安全確保を怠るなどの「人災」がプラスされると、被災規模が大きくなり、復旧が進まないことがわかった。

「人災」防止については、普段のコミュニケーションを円滑にして、企業の組織・個人が一体となって取り組む必要がある。10 20

ふじのくに防災フェロー「津波工学」-科目受講生/フェロー9期修了生

8月20日にふじのくに防災フェロー講義「津波工学」が行われた。

担当教員は、静岡大学 防災総合センター 原田賢治 准教授で、受講生3名(12期生)、修了生1名(9期生)が参加し、Zoomによるオンライン講義で実施された。3年振りの受講でしたが、何回かの休憩を挟んで9時半から5時までの中身の濃い講義で、私にとって、「津波」について再考し、多くの気づきを生む1日であった。

 

授業内容

授業の主な内容は、①津波工学概論、➁津波の発生、③津波の特徴、④津波による被害、⑤津波の対策で、特に3つのことが印象に残った。

 

1.東北と静岡では、津波の特徴が異なる。

津波は「引き波」からはじまるとは限らない。海底の地盤の動き方により「押し波」「引き波」が決まる。津波は第2、第3波と何度もやって来る。高さだけでなく周期(長さ)も重要な要因となる。駿河湾は深く南海トラフ地震により発生する津波は押し寄せる時間が短いので対応する対策が必要である。

 

2.津波工学に関する基本的な計算手法を習得することが出来た。

 講義課題の計算問題を解くことにより、①モーメントマグニチュードMwと地震モーメントMoの関係。➁モーメントマグニチュードMwと断層面の長さLと幅Wと剛性率μから断層モデルのすべりを求める。③二つの観測点の距離、観測時間から平均水深を求める。④沖合A地点での水深と振幅から沿岸部B地点での深さから津波の振幅を求める。

 

3.津波対策の考え方について

 防潮堤があるから絶対に安全であると安心しきってはいけない。歴史津波を含めた痕跡の再整理とともに、最新の地球科学等からの知見、津波数値計算による予測から津波レベル2の設定方法を随時見直す必要がある。被害を想定してハードとソフトの総合的な具体的な防災対策を進める必要がある。国、県レベルだけでなく地域、個人でも想定される状況を具体的に想定、訓練する必要がある。1_20220915143301 2_20220915143301

2022年9月14日 (水)

本センター関係者のメディア掲載(2022年9月13日)

<新聞>

●矢守克也客員教授

2022.9.1(木) 朝日新聞 朝刊 P19 宮城全県

 「津波来る 逃げて」 スマホが警告? 情報使いこなす練習・訓練重ねて

2022.9.1(木) 読売新聞 朝刊 P14 くらし

 防災ニッポン 情報の収集と連絡㊦ 「早めに避難」 スマホが役立つ

●増澤武弘客員教授

2022.9.1(木) 毎日新聞 朝刊 P19 静岡

 [リニアの行方] 発生士の分散要望 有識者会議で静岡市

●岩田孝仁特任教授

2022.9.1(木) 静岡新聞 朝刊 P31 社会

 県総合防災訓練2022 連携の力  受け入れる意識 醸成へ

 https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1116238.html

●風間聡客員教授

2022.9.3(土) 朝日新聞 朝刊 P27 山形全県

 治水 気候変動との競争 豪雨被害1カ月 今後も来襲の懸念

 https://www.asahi.com/articles/ASQ926R9JQ91UZHB00B.html

●北村晃寿教授

2022.9.4(日) 読売新聞 朝刊 P25 地域

 盛り土なぜ崩落 追及 将来の防災へ使命感

●関谷直也客員准教授

2022.9.6(火) 日本経済新聞 P22 地方経済面 信越

 新潟県の原子力災害避難委 456の論点 報告書に

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0217T0S2A900C2000000/

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64062530V00C22A9L31000/

●今泉文寿教授

2022.9.9(金) 静岡新聞 朝刊 P1

 熱海土石流 崩落現場 20度超の傾斜

 https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1120481.html

2022.9.9(金) 中日新聞 朝刊 P31 社会

 盛り土 地下水流域で崩壊 県検証委 不適切工法は検証せず

 https://www.chunichi.co.jp/amp/article/541546

2022.9.9(金) 毎日新聞 朝刊 P19 静岡

 熱海土石流 長雨で地下水入り崩落 県調査委が最終報告書

 https://mainichi.jp/articles/20220909/ddl/k22/040/091000c

●木村圭司客員教授

2022.9.9(金) 朝日新聞 朝刊 P17 大阪市内

 高校地理 奈良大がお助け 地図とデータ 端末画面で分析

 https://www.asahi.com/articles/ASQ987DTBQ96PTIL00P.html

 

<テレビ・ラジオ>

●増澤武弘客員教授

2022.8.31(水) 18151900 SBSテレビ LIVEしずおか

 リニア工事 有害物質を含む盛り土 JR東海を一蹴

2022.8.31(水) 16401900 静岡朝日テレビ とびっきり!しずおか

 リニア 国有識者会議 静岡市からヒアリング

2022.9.1(木) 16401900 静岡朝日テレビ とびっきり!しずおか

 リニア 有識者会議で議論 「沢カルテ」とは

●岩田孝仁特任教授

2022.8.31(水) 18101900 NHK総合 たっぷり静岡

 防災ボイス いのちを守る 耐震診断・補強

2022.9.1(木) 16401900 静岡朝日テレビ とびっきり!しずおか

 検証 松崎町の水害はなぜ?

 https://look.satv.co.jp/_ct/17567676

2022.9.3(土) 9301300 静岡朝日テレビ とびっきり!しずおか 土曜版

 台風被害の松崎町 災害発生のメカニズムとは?

2022.9.4(日) 12001300 SBSラジオ (特)ラジオ防災スペシャル

 ~地域のつながりここから

●牛山素行教授

2022.9.3(土) 9001140 CBCラジオ 北野誠のズバリサタデー

 災害の起こる場所とは?

●今泉文寿教授

2022.9.8(木) 18151900 SBSテレビ LIVEしずおか

 県検証委 土石流の主原因は「盛り土への地下水流入」

2022.9.8(木) 18101900 NHK総合 たっぷり静岡

 熱海土石流 県の原因調査委員会

 

<雑誌・その他>

●池田恵子教授

2022.8.31(水) 日経xwoman

 災害被害にジェンダー課題が密接につながる理由

 https://woman.nikkei.com/atcl/column/21/082600097/082600001/

2022.9.1(木) 日経xwoman

 防災現場に女性不在 平常時の格差は災害時に反映される

 https://woman.nikkei.com/atcl/column/21/082600097/082600002/

●廣井悠客員教授

2022.8.31(水) TBS NEWS DIG Powered by JNN(Yahoo!ニュース)

 9月1日は「防災の日」災害時に求められる「帰らない」「迎えに行かない」勇気とは

 https://news.yahoo.co.jp/articles/7fc64aa51fd00c28e27778f0b3fd2abda9a67699?page=2

●武村雅之客員教授

2022.9.1  CIDIR 第56号 P2

 "特集 今でも見られる大正関東地震/関東大震災の遺構 関東大震災で出来た東京都心部の都市基盤"

●牛山素行教授

2022.9.1(木) 日本農業新聞

 猛烈台風11号 流れる水には近づくな

 https://www.agrinews.co.jp/opinion/index/100285

2022.9.1(木) 福島民友新聞社 みんゆうNet

 【9月1日付社説】防災の日/情報注視して冷静な判断を

 https://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20220901-726016.php

●藤井基貴准教授

2022.9.1(木) 河北新報オンラインニュース

 新津波想定受け討議 石巻で学校防災フォーラム 複数の避難ルート確保を

 https://kahoku.news/articles/20220901khn000024.html

●片田敏孝客員教授

2022.9.1(木) 明日をまもるナビ – NHK

 台風上陸に備えよう!知っておくべき今年の台風

 https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/8969.html

2022.9.1(木) くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞

 変わる防災の常識 大切なものをどう確保?

 https://www.bosai.yomiuri.co.jp/s-post/7135

●関谷直也客員准教授

2022.9.3(土) NHK  新潟 NEWS WEB

 原発事故の際の住民避難 課題検証する県の避難委員会が報告書

 https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220903/1030022498.html

2022.9.3(土) NST新潟総合テレビ(Yahoo!ニュース)

 原発3つの検証まとまる 避難委員会が報告書提出へ「さらに検討必要」の意見も【新潟】

 https://news.yahoo.co.jp/articles/aa174e6451ef37609c272e5dd893853c6280b0de

●藤岡換太郎客員教授

2022.9.3(土) 現代ビジネス(Yahoo!ニュース)

 災害にはサイクルがあった! 日本に集中する理由もわかる地球科学入門

 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b3ef647a0f8090d754b4520b0445b19957a609?page=1

2022.9.5(月) 現代ビジネス(Yahoo!ニュース)

 大気の気まぐれ「気象災害」にサイクルは見出せるか?

 https://news.yahoo.co.jp/articles/65979ac19793bc746611283889b973caea8b1207

2022.9.12(月) 現代ビジネス(Yahoo!ニュース)

 貞観と宝永、平安時代と江戸時代の前例から推理する「地震と噴火の周期」

 https://news.yahoo.co.jp/articles/a2d5f32ea95bf7f664e4d36ccb61c1aecbf975fe

2022.9.13(火) 現代ビジネス(Yahoo!ニュース)

 天変地異の「究極の原因」は、流れる固体!?

 https://news.yahoo.co.jp/articles/3135980ac0b56e9b5d2938c8b487bf416954fec8

●井ノ口宗成客員准教授

2022.9.6(火) NST新潟総合テレビ(Yahoo!ニュース)

 〈記録的大雨から1カ月〉生活再建に向け「まずは計画」 受けることができる支援把握を【新潟】

 https://news.yahoo.co.jp/articles/3fef1597b32109e7234111f46b5718ec2c00794b

●今泉文寿教授

2022.9.10(日) 東京新聞 TOKYO Web

 熱海土石流 盛り土、地下水流入で崩壊 県検証委、不適切工法検証せず

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/201317

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