6月25日ふじのくに防災フェロー「リスク論」-科目受講生/フェロー9期修了生
6月25日にふじのくに防災フェロー講義「リスク論」が行われた。
担当教員は、静岡大学 鈴木清史客員教授で、受講生3名(12期生)、修了生1名(9期生)が参加し、Zoomによるオンライン講義で実施された。
昨年に引き続きの受講であったが、新しい内容が盛沢山で、多くの気づき生む1日であった。
授業の主な内容は、①普段の生活の特徴 ➁災害・安心・安全 用語の再確認 ③日常生活とリスクそして人びとのリスク認識 ④防災学習・活動再考 ⑤まとめ ⑥課題で、その中で特に3つのことが印象に残った。
1.そもそも、リスクとは、どういったものだろうか。
私たちの日常生活・身の回りで、経済活動、健康、環境、安全、災害等に関するリスクがあふれている。今まで何気なく使っていたリスク を決断・行動・事物によって引き起こされる危険(損失)の可能性と捉え、専門家に任せにしないで環境に応じて自分たちで考える必要がある。
2.リスクマネジメント、リスクアセスメント(リスク特定、リスク分析、リスク評価)、リスク対応などの
リスクに関する用語の意味を整理することができた。また全体として損を迎えるtrade off関係を認識する必要がある。
3.自分たちの住んでいる地域の環境や過去の災害を知る必要がある、自分たち暮らしの安全・安心のため
にリスクを的確に伝え、話し合い、共有・理解し合い、活用・行動に結びつき。次のリスクを回避する
ことにつながるリスクコミュニケーションを役立てる必要がある。
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