8月7日ふじのくに防災フェロー養成講座「地震学」-科目受講生/フェロー6期修了生-
8月7日(土)に笠原順三先生による「地震学」を受講した。講義はZoomオンライン形式で実施され、私を含め受講者は3名であった。
講義内容は地震学の基礎(プレートの動きのメカニズム等)からスタートし、地震タイプ(活断層、プレート境界、火山性等)、地震波と地盤の関係、地震発生における水の関与、直近の地震災害事例(東日本大震災、熊本地震、大阪北部地震等)、地震予知など最新知見を基に、詳しい解説がされた。
発生した地震について考察をする際、時間的、地域的に狭い範囲で発生事象を見がちであるが、今回の講義を通して、改めてもっと長期的に、且つ広範囲で事象を観察する事が重要であると感じた。
今回の受講で、個人的に気になったのは、熊本地震発生地域の地理的環境と、富士・富士宮地域の環境が似ている点である。火山(阿蘇山、富士山)から、なだらかな傾斜の平野が海(有明湾、駿河湾)まで続き、また地下には豊富な伏流水が存在し、丘陵(山)と平野の境界に活断層が並列して連なっている点が類似していると思われた。この富士・富士宮地域で一部活断層が動くと、熊本地震と同じように連鎖して隣接活動層が動く可能性がある事の想定をしておく必要があると思われた。
以上
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