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2018年5月

2018年5月22日 (火)

5月19日ふじのくに防災フェロー「コミュニケーション論」-科目受講生記事/フェロー6期修了生-

519日 防災に欠かせない「コミュニケーション」とは?


 6名の受講生が参加した関谷直也客員准教授による防災フェロー要請講座「コミュニケーション論」。今年度、初めて開講された講座で、コミュニケーションとは何か、災害とコミュニケーションに関連する用語、そしてメディアの影響、さらにメディアの活用について学びました。

 

災害時におけるコミュニケーションとは?

 カルガモは愛護の対象なのにカラスはなぜ害獣として扱われるのか?という一見、災害や防災とは関連のなさそうな話題から講座がスタート。シロクマは保護され、野生の熊は駆除されるのはなぜ?当たり前だと思っていて深く考えたことのないテーマに、受講生も頭を悩ませながらも、そこにはステレオタイプが作用しているという説明を聞き納得しているようでした。そこから、メディアは取り上げるテーマにおいてアイコンとなるもの、象徴的なもの、また具体的な事象を扱うため、そのステレオタイプが強化されているという説明がありました。

 さらに言葉の定義を考える授業が続き、災害とコミュニケーションに関連する用語についての説明がありました。サイエンスコミュニケーションとリスクコミュニケーション、アウトリーチの違いは?という問いに静まる受講生たち。しかしそれぞれの用語の概念を使い分けることで、理学・工学的に学んだことを、社会科学的に避難行動などの防災につなげることができることを学びました。

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↑聞いたこと使ったこともある用語だが
混同していたものも…

メディアが与えた影響とメディア活用

 次に、時代に沿ってその頃に提唱されていた様々な理論について学びました。時代によって「マスメディア自体が強い影響力を持つ」と考えられたり「マスメディアは人を媒介して影響力を及ぼす」、「マスメディアは元々、人が持っている考えを補強するもの」と考えられたりしていて、メディアの捉え方の変遷が見えてとても興味深い講義内容でした。

 そして災害によって起きた(起きている)技術革新の説明があり、戦争や震災のような強烈な社会的ニーズが技術革新をもたらすとのことでした。また東日本大震災でソーシャルメディアの活用が話題となりましたが、ある部分では効果を発揮したものの、中には過大評価されている部分もあり、当たり前だけれど一律にソーシャルメディアを是とするでも非とするでもなく、ここでは効果がありここでは使えなかったと適正に捉えなくてはいけないなと感じました。

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↑様々な理論が紹介され先人たちの研究の積み重ねがいかに重要かを痛感

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↑ソーシャルメディアの可能性と限界 さらなる技術革新は起きるのだろうか

災害コミュニケーションの可能性

  多くの研究分野からアプローチできる「防災」だからこそコミュニケーションがそれらを有機的につなぐことが大切だと感じました。私はマスメディアに勤めていますが、専門性の高い調査や研究について取り上げる際に一般の方にも伝わるよう説明することにいつも苦慮していました。内容を単純化しすぎると誤解を招くし細かく説明すると伝えたいことが伝わらない…。そういった悩みを解消するヒントがコミュニケーション論にはあるのではと感じたので、今後も勉強を続けていきます。

5月19日ふじのくに防災フェロー「コミュニケーション論」-科目受講生記事/フェロー3期修了生-

関谷 直也 客員准教授によるコミュニケーション論が開講され、修了生2名を含む8名の受講生に加え、牛山教授、岩田教授も聴講しました。

 

講義ではまず、コミュニケーションの定義をした後、カルガモやカラスなどを例に、メディアは人々の固定観念に沿うようにパターン化された映像でニュースを流すことが示されました。

 

次に災害とコミュニケーションに関連する用語として、防災教育、サイエンスコミュニケーション、アウトリーチ、リスクコミュニケーション、ワークショップ、広報(PRPublic Relations)・広告(Advertisement)がありますが、これらの意味が多様化し、本来の意味とは異なる内容で使われがちであることが示されました。

 

さらに、災害情報研究や災害発生時の行動に関わる研究は、メディア研究、マス・コミュニケーション研究、情報行動研究、集合行動研究の一領域と位置づけることができますが、背景にあるこれらの先行研究と関連づけることなく、得られた知見が語られる場合の多いことが示されました。

 

最後に東日本大震災でメディアがどのように使われたかが紹介され、停電下ではラジオ、新聞、口コミの他、津波情報では防災無線も大きな役割を果たしたこと、被災地でソーシャルメディアの果たした役割はかなり限定的であったが、被災地外の関係者の情報共有においては有用であったことなどがデータに基づいて紹介されました。

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2018年5月16日 (水)

本センター関係者のメディア掲載(2018年5月16日現在)

<新聞報道>

 

●牛山素行教授

2018.4.27(金) 読売新聞 web

 大川小高裁判決 学校防災の指針に 遺族、全国に波及期待 現場に重い義務 賛否

 

2018.5.9(水) 静岡新聞(朝刊) 読者のページ P26

時評 土砂災害 「前兆」頼りすぎるな 

 

2018.5.9(水) 朝日新聞(朝刊) web 

大川小 津波訴訟 上告賛否 接戦4票差 津波被害想定に専門知見もっと 

 

2018.5.9(水) 読売新聞(朝刊 ) web 

大川小訴訟 上告可決 4差で 学校義務、法解釈が焦点 「最高裁での検討、重要」 

 

●矢守克也客員教授

2018.4.14(土) 熊本日日新聞  web 

熊本地震2年 地域の将来像自らの手で

https://kumanichi.com/column/syasetsu/433375/

 

●山田和芳客員教授

2018.5.9(水) 静岡新聞(朝刊) 県内総合 P22  

自然との関わり紙芝居に 地球環境史ミュージアム 常葉大生と制作 

 

●石田瑞穂客員教授

2018.5.11(金) 読売新聞(夕刊) web 

言葉のアルバム 女性科学者の業績照らす 

 

●石井有三客員教授

2018.5.14(月) 朝日新聞(朝刊) 国際 P6

四川大地震10年 利用する中国 震源地・映秀「愛国主義の教育基地に」 地震対策の転機にも

 

 

<雑誌・その他>

 

●千木良雅弘客員教授

2018.4.12(木) 朝日新聞デジタル 

地下の岩石、著しく風化か 大分の土砂崩落、調査団見解

https://www.asahi.com/articles/ASL4C7RPHL4CTIPE036.html

 

●増澤武弘客員教授

2018.4.12(木) T-SITE 

雷鳥写真家・高橋広平氏の写真展「雷鳥 小さな愛おしい命」が静岡市の動物園で開催 

http://top.tsite.jp/news/outdoor/o/39498926/index

 

●矢守克也客員教授

2018.4.14(土) 毎日新聞デジタル 

熊本地震 2年 備えることで命助かる 岩永さん、経験伝承し防災取り組み 自宅全壊、久留米に避難/福岡

https://mainichi.jp/articles/20180414/ddl/k40/040/434000c

 

●千木良雅弘客員教授

2018.4.23(月) Hazard lab(ハザードラボ) 

大分・耶馬渓「前にも地すべりがあった!」100万年前の火砕流台地の危険性  京都大

http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24530.html

 

●片田敏孝客員教授

2018.4.26(木) Sankei Biz 

【地球を掴め国土を守れ】技研製作所の51年(9)「震災前にインプラント工法が普及していたら 

https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180426/cpd1804261000001-n1.htm

 

●唐戸俊一郎客員教授

2018.5.4(金) 産経ニュース 

  【産経抄】 54 

  https://www.sankei.com/column/print/180504/clm1805040003-c.html

 

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