12月5日ふじのくに防災フェロー「災害社会学」-科目受講生/フェロー3期修了生
12月5日にふじのくに防災フェロー講義「災害社会学」が行われました。
担当教員は、矢守克也客員教授で、受講生6名(5期生)、修了生1名(3期生)が参加しました。
午前は高知県四万十町興津地区での防災教育「津波避難個別訓練:タイムトライヤル」についての話でした。GPSを用いて自分の避難している位置と津波の浸水地域を地図上にリアルタイムで映し出す、まさに『敵を知り、己を知る』新しい津波避難訓練方法の紹介でした。また、興津小学校の児童が津波避難訓練に関わり、防災を発信していくことで、大人や高齢者の行動も変わっていくということを学ぶことができました。
午後からは「クロスロード」という災害ゲームの話でした。「クロスロード」は、阪神淡路大震災の当事者証言を元にした、ジレンマを伴う難しい議題について、どう対応すべきかを自らの問題として考えるというゲームです。「問題に対する正解がないこと」「問題が実話にもとづいていること」「参加者の意見を聞くことで自分の『想定外』に気づくこと」の3点がクロスロードの特徴であり、マニュアルだけでは対応できない災害対応力の大切さを学ぶことができました。
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