1月16日ふじのくに防災フェロー「防災実務実習」 ―科目受講生記事/フェロー1期修了生―
1月16日に静岡県危機管理監の岩田孝仁さんが担当する「防災実務実習」として、静岡県「地震対策オペレーション2015(大規模図上訓練)」に訓練評価者として参加いたしました。
この図上訓練は、その年度に実施した特化型実践訓練や総合防災訓練の集大成として位置づけられ、大規模地震を想定した応急対策の検証・習熟や、市町・防災関係機関との連携強化を目的としたものです。
訓練には県全部局のほか県警本部、自衛隊、県内全35市町、国の出先機関、ライフライン各社などから計約6千人が参加し、県庁に設置された災害対策本部でも、それぞれの機関から派遣された職員による調整会議や、原子力災害を想定したテレビ会議などが行われました。
災害対策本部の立ち上げからシステム等を活用した被害情報の収集、時々刻々と変化する情報に基づく応急対策の立案・調整など、シナリオらしいものもなく、臨場感のある訓練が繰り広げられました。
情報共有や方針決定のための会議も、知事・部長級、局長級、担当レベルなど様々な立場で開催され、多くの関係機関が短時間で意思決定することの難しさを痛感させられました。
« 1月16日ふじのくに防災フェロー「防災実務実習」 ―科目受講生記事/フェロー3期修了生― | トップページ | 北村晃寿教授の研究が静岡大学テレビジョンにて紹介されています »
「ふじのくに防災フェロー」カテゴリの記事
- 2022年度ふじのくに防災フェロー養成講座称号授与式・シンポジウムのお知らせ(2023.03.06)
- 「防災実務実習」科目受講生 投稿(2023.01.30)
- 9月3日ふじのくに防災フェロー「企業防災と事業継続論」-科目受講生/フェロー9期修了生(2022.09.15)
- ふじのくに防災フェロー「津波工学」-科目受講生/フェロー9期修了生(2022.09.15)
- 人文社会科学のデータ収集と統計処理(2022.08.03)