11月1日ふじのくに防災フェロー「防災気象学」 ―科目受講生記事/フェロー1期修了生―
11月1日に気象業務支援センター(元気象庁)牧原康隆さん担当の防災気象学が開講され、15名の受講生が受講しました。講義は、牧原さんが長く携わってきた気象レーダや防災気象情報を切り口に、①情報の仕組み、②情報の法体系、③情報の精度、④予報の技術論、⑤台風情報、⑥特別警報の6つのテーマについて説明がありました。
観測の高度化や気象情報の変遷など、実際に業務に携わった実務者ならではの思いや苦労話も盛り込まれ、非常にわかり易く説得力のある内容でした。特に、台風情報については、55年前に発生し明治以降の風水害で最大の犠牲者を出した伊勢湾台風を題材に、最新の気象情報を活用した場合の対応やその限界の具体的な解説があり、第2の伊勢湾台風に備えた格好のシミュレーションとなりました。
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