学際科目「災害時におけるリスク危機マネジメント」:1月10日の様子
学際科目「災害時におけるリスク危機マネジメント」は、防災マイスターの選択必修科目に指定されています。
前回(12月20日)と今回は、中村美智太郎氏(静岡大学大学教育センター)が講師を担当し、「リスク・コミュニティ」の考え方について講義を行いました。
講義ではまず、人々は自然の持つ「危険」と付き合うため、安全な社会の追究によってそれを「リスク」に変えてきた歴史が説明されました。
地域住民同士のつながりが強い村落社会では、災害発生時に、お互いに助け合いながら危険を乗り越えていく「災害コミュニティ」が比較的早い段階で機能します。
一方、都市化の進んだ現代社会においては、災害発生(危険)以前(リスクの段階)にコミュニティを構築することが必要である、と中村氏は訴えました。
そして、リスク自体の緊急性が低いため意識を喚起しづらいといった問題点があること等を述べた上で、リスク・コミュニティを構築するために何が必要かを参加した学生と考えました。
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