12月21日ふじのくに防災フェロー「地域調査演習」
12月21日、今年度最後のふじのくに防災フェロー養成講座「地域調査演習」を開講いたしました。
担当教員は牛山素行教授で、7名の受講生が参加しました。
今回の講義は、受講生が『防災に役立つ地域の調べ方講座』(牛山素行著;古今書院,2012年)を参考に、各々が選んだ地域についてプレゼンテーションするという形式で行われました。
始めに、牛山教授が1時間程度の講義を行いました。
その中で、山口県防府市の豪雨災害(2009年)や広島市での豪雨災害(1999年)等の事例を紹介し、防災を考える上での素因(その土地が持っている災害に関わる性質)を知ることの重要性や、災害の記憶が風化しやすいことなどを訴えました。
その後受講生は、各々が選んだ地域について、人口、地形・地質、気象、災害履歴などについて調べた内容を発表し、その地域の災害に対する危険性を評価しました。
各発表の後には、20〜30分間全体での議論が行われました。
牛山教授は、各受講生の発表についてアドバイスをした上で、「レポートには適宜出展を明記し、自分の主張とはっきり区別すること」「引用するデータの意味や出し方をちゃんと理解して使用すること」など修了研修をまとめるにあたって役立つポイントを強調して伝えました。
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