11月9日ふじのくに防災フェロー「地質学演習」
11月9日、ふじのくに防災フェロー養成講義「地質学演習」を開講いたしました。 担当教員は狩野謙一特任教授で、13名の受講生が参加しました。
午前中は地質学と地質図に関する基本的な内容について講義が行われました。
地層の重なり方や断層のでき方について解説された他、地質は地形の骨組みであり自然景観を支配していること、日本は欧米諸国と比べて地形の起伏が激しく地質もモザイク状で非常に複雑であることなどが紹介されました。
午後は実践編。地質図を作る上で不可欠な走向・傾斜(対象となる地層面や断層面の向きや傾きを示すもの)の捉え方や、それを測定するためのクリノメーターという道具の使い方を学んだ後、屋外に出て実際に測定を行いました。
さらに静大キャンパス内の複数の地点において同一の礫層を追跡し、いくつかの露頭(地層・岩石が露出している場所)の情報から地層の分布を捉えるイメージを確認しました。
室内に戻り演習問題。
与えられた走向・傾斜に従って地形図に補助線を書き込み、地層の境界を表す露頭線を描く課題に取り組みました。
受講生は、慣れない作図に苦戦しながらも互いに教え合いながら課題をこなしていました。
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