11月23日ふじのくに防災フェロー講義「防災気象学」
11月23日、ふじのくに防災フェロー養成講座の講義「防災気象学」を開講しました。
担当教員は気象庁の牧原康隆さんで、11名の受講生が参加しました。
午前は牧原さんのこれまで携わった気象レーダーや防災気象情報についての実例を挙げながら、これまでの予報や観測の高度化の課程とその必要性が説明されました。
講義中に時折なされる受講生からの質問に解説を交えて答えながら、気象予報の困難性や防災気象情報を伝えることの難しさを伝えました。
午後は、警報や気象予報について詳しく解説が行われました。
予報の対象となる現象も広域的な豪雨のみならず局所的な豪雨から台風まで、また防災気象情報の対象も土砂災害に洪水、高潮など様々な内容の説明がありました。
土壌雨量指数や流域雨量指数については、先日開講された河川工学の内容も含まれており、豪雨による災害と降雨、土壌の複雑な関係が説明されました。
「(この講義を通して)気象予測とはどういうものか、その精度や誤差についてわかってもらえれば。」という牧原さんの言葉が印象的でした。
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