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2013年7月

2013年7月30日 (火)

7月29日ネメシオ博士の講演会を実施しました

7月29日、スペインのカナリー諸島火山研究所よりペレツ・ネメシオ博士をお招きし、静岡大学にて講演会「Geochemical approach to El Hierro Island submarine eruption, Canary Islands -大西洋カナリー諸島の火山活動と2011年 El Hierro 島沖海底噴火-」を実施いたしました。
理学部の学生・教員を中心におよそ50名に参加していただきました。


講演では、2011〜2012年にかけてスペインのカナリー諸島El Hierro島で発生した大規模な海底火山噴火について、ガス放出や地震活動、地表変形などの観測データが紹介されました。
噴火の様子や、噴火に伴い発生した海面の変色水域・火山弾など、映像や写真も多く交えながら解説していただきました。

また、当センターの客員教員である藤井直之教授、野津憲治教授と合同で行った東伊豆での調査についても報告があり、観測した二酸化炭素のデータなどが紹介されました。

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2013年7月29日 (月)

牛山素行准教授の公開資料

牛山准教授が自身のWebページとブログにて、山口・島根豪雨災害について資料を公開しています。

●平成25年7月山口・島根豪雨災害に関するメモ
http://www.disaster-i.net/disaster/20130728/

●2013年7月28日の記録的短時間大雨情報(ブログ)
http://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2013728-329c.html

●2013年7月28日に発表された記録的な大雨に関する気象情報(ブログ)
http://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2013728-f5b6.html

●2013年7月28日山口・島根付近の解析雨量(ブログ)
http://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2013728-22f4.html

●2013年7月28日の天気図,衛星画像,山口県のアメダス(ブログ)
http://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2013728-37cc.html

学際科目「地震防災」:7月26日の様子

学際科目「地震防災」は、防災マイスターの選択必修科目にも指定されており、防災の様々な分野で活躍する方々が講義を担当しています。

本年度前期の「地震防災」講義最終日の7月26日は、当センターの副センター長である牛山素行准教授が「防災を学ぶ」というタイトルでまとめとなる講義を行いました。

講義では、東日本大震災について、市町村別の犠牲者率(人口比)や明治三陸地震との比較などが紹介されました。
また、津波以外にも様々な災害があると紹介した上で、その場所でどのような災害が起こりうるか(素因)を知ることの重要性や、災害発生時の避難行動などについて述べられました。

牛山准教授は、講義の締めくくりに「防災対策には複数の“正解”がある。社会人になったら各々の立場から防災上の役割を考えて実行してほしい」と呼びかけました。

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2013年7月26日 (金)

本センター関係者のメディア掲載(2013年7月26日時点)

<新聞等報道>            

 

●小山真人教授

2013.7.23(火)静岡新聞 (夕刊)社会 P2

歴史、恩恵…富士山〝案内〟 独自7コース紹介

 

●武村雅之客員教授

2013.7.19(金)朝日新聞 (夕刊)3版 P15

関東大震災 よみがえる被災地・東京 震災手記 遺族が寄贈

 

●矢守克也客員教授

2013.7.23(火) 産経新聞 Web 社会

津波34メートル、あきらめぬ意識醸成「避難カルテ」高知・黒潮町の挑戦

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130723-00000144-san-soci

 

2013.7.25(木) 朝日新聞 (朝刊)総合 P3

災害時の避難所整備・運営 高齢・障害者の支援強化 在宅者対策が前進

 

●中川和之客員教授

2013.7.26(金) 読売新聞 Web 地域・愛媛

ジオパーク認定へ 西予視察

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130725-OYT8T01379.htm

 

2013.7.26(金) 愛媛新聞 Web 

自然豊か西予売り込め ジオパーク認定へ現地審査

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130725/news20130725192.html

2013年7月22日 (月)

7月20日ふじのくに防災フェロー「強震動・地震災害史」

7月20日、ふじのくに防災フェロー養成講義「強震動・地震災害史」を開講いたしました。
担当教員は武村雅之客員教授で、11名の受講生が参加しました。

 
前半は、「災害史から学ぶ」と題して、東日本大震災や関東大震災を例に過去の経験から学ぶべき教訓について講義が行われました。
武村教授は、地震学では予測できないことも多々あり、防災には建築・土木学などの工学分野や歴史・社会学分野との連携が不可欠であると強調しました。

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後半は「強震動と地震荷重」と題して講義が行われました。
講義では、震度とマグニチュードについて解説された後、耐震基準の変遷について物理学的な解説とその時代に尽力した人々について紹介されました。
最後に武村教授は、安心・安全という言葉があふれている現状について、「人間は安心しているときほど危険な状況はない。いくら努力しても想定外がなくなることはなく、備えを怠ってはならない。」と締めくくりました。

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2013年7月19日 (金)

本センター関係者のメディア掲載(2013年7月19日時点)

<新聞等報道>            

 

●小山真人教授

2013.7.18(木)静岡新聞 Web(朝刊)3東 P22

伊豆ジオの夏学校 南伊豆地域で開催 21日まで募る

 

2013.7.18(木)伊豆新聞 Web 伊東

ジオ舞台、こども夏スクール 8月に12日、研究者と解読

http://izu-np.co.jp/ito/news/20130718iz0000000115000c.html

 

●片田敏孝客員教授

2013.7.15(月)朝日新聞 (朝刊)社会 P35

津波想定 過信は禁物 南海トラフ地震地元も試算 「避難経路 確認を」

 

●鵜川元雄客員教授

2013.7.9(火) 伊豆新聞 Web 伊東版

海底火山噴火への対応 ジオパーク記念講演会に市民ら100人

http://izu-np.co.jp/ito/news/20130709iz0000000130000c.html

 

●矢守克也客員教授

2013.7.16(火) 産経新聞 Web 社会

津波34メートル、危険想定逆手に「防災の町」高知・黒潮町の挑戦

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000114-san-soci

 

●中川和之客員教授

2013.7.18(木) 河北新報 Web 東北・宮城

蔵王連峰ジオパークに 山形2市と連携 22日蔵王で学習会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130718-00000014-khks-l04

 

<テレビ・ラジオ報道>

 

●牛山素行准教授

2013.7.12(金) NHK総合(九州沖縄地方) 19:3019:55 特報フロンティア

防災対策は進んだのか~九州北部豪雨から1年~

http://www.nhk.or.jp/fukuoka/frontier/index.html

2013年7月16日 (火)

7月13日ふじのくに防災フェロー「地震工学」

7月13日、ふじのくに防災フェロー養成講義「地震工学」を開講いたしました。
担当教員は秦康範客員准教授で、14名の受講生が参加しました。

はじめに、地震工学の基礎知識として、マグニチュード・震源からの距離・地盤条件などによって地震動が決定されることや、建物にはそれぞれ固有周期があり地震波の特徴によって揺れやすい建物が異なることなどについて解説が行われました。

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その後、手回しぶるるを用いた振動実験が行われ、質量による固有周期の違いを見たり、耐震壁や免震構造の効果を確認したりしました。受講生は、与えられた課題だけでなく自らアレンジした実験も積極的に行い、大変盛り上がっていました。

↓同じ揺れを与えても、建物の固有周期の違いで揺れるものと揺れないものがある
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午後の講義では、地震による建物やライフラインの被害について写真を交えて紹介され、社会構造の変化によって災害も複雑化してきたことが述べられました。
さらに、地震の被害想定について、想定手法や活用する際の留意点について解説されました。受講生は被害想定ソフトを用いて、断層の位置や規模、使用する計算式によっても想定結果が大きく変わることを確かめました。

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2013年7月12日 (金)

学際科目「地震防災」:7月12日の様子

学際科目「地震防災」は、防災マイスターの選択必修科目にも指定されており、防災の様々な分野で活躍する方々が講義を担当しています。

7月12日は、当センターの客員教員である林能成教授が、「鉄道の地震防災」というタイトルで、鉄道会社での勤務経験と専門である地震学をからめた内容の講義を行いました。

講義では、1923年の関東大震災や2004年の新潟県中越沖地震を例に、鉄道での地震被害とそれを教訓としてどのような対策が行われてきたかについて説明されました。

主な地震対策として、盛土の補強や列車の脱線・逸脱を防ぐ線路の構造、震源に近い場所に地震計を設置することで揺れをできるだけ早く感知して新幹線を自動停止させる仕組み、加えて津波被害が懸念される場所では乗客を高台へ誘導するための看板の設置といった取り組みが紹介されました。

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本センター関係者のメディア掲載(2013年7月12日時点)

<新聞等報道>            

 

●土屋智教授

2013.7.7(日) 静岡新聞 (朝刊) 特集 P9

春野町で発生した斜面崩落 土塊の移動速度で時間予測

 

●片田敏孝客員教授

2013.7.5(金) 毎日新聞 Web 地方・福岡 P25

車座集会:防災考える 自助、共助の意識を 片田教授が講演

 

2013.7.6(土)朝日新聞 Web(朝刊)筑後・1地方 P31

(九州北部豪雨 714から1年)避難所は地域で選ぶ 八女市指定「遠い」

 

2013.7.10(水)静岡新聞 Web(朝刊)4東 P23

津波対策学ぶ 12日に講演会 富士市

 

2013.7.11(木)東京新聞 Web 群馬

ハザードマップ作製へ 安中市 地震などに総合対応

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130711/CK2013071102000201.html

 

●鵜川元雄客員教授

2013.7.8(月) 静岡新聞 Web(朝刊)2東 P17

火山監視 多分野で 伊東でジオ講演会 海底噴火の観測解説

 

 

<テレビ・ラジオ報道>

 

●片田敏孝客員教授

2013.7.5(金) 山形放送 18:15~ ニュースevery

津波が襲ってきたときは・・・図上訓練

http://www.ybc.co.jp/news/#03

2013年7月 8日 (月)

7月7日 講演会「海底火山噴火を語り継ぐ」を開催しました

7月7日、静岡大学防災総合センター伊豆半島ジオパーク推進協議会が共同で主催する講演会「海底火山噴火を語り継ぐ」を、伊東市役所にて開催いたしました。

伊東市民の方を中心におよそ80名にご参加いただきました。
当センターからは、増田俊明センター長、野津憲治客員教授、藤井直之客員教授、小澤邦雄特任教授他が参加しました。

伊東市役所
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開会のあいさつをする増田センター長
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ジオパーク推進協議会の鈴木雄介さんに司会をしていただきました。
増田センター長の挨拶のあと、当センター客員教員である鵜川元雄教授が「手石海丘海底噴火-24年前に伊東沖で何が起きたか-」と題して講演を行いました。

講演では、1989年に伊東沖で起こった海底噴火について、噴火前の地震・連続微動のデータや新聞記事、噴火の様子を海上から撮影した映像などを交えて紹介されました。
さらに、噴火を引き起こした岩脈の貫入について3次元的な図を用いて解説が行われ、最後に、この一連の噴火から得られた情報が現在の観測や情報発信に活かされていることが述べられました。

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続いて、スペイン・カナリー諸島火山研究所主席研究員のペレツ・ネメシオ博士に「スペイン、カナリー諸島、エルヒエロ島沖で2011〜2012年に起きた海底火山噴火」についてご講演いただきました。
講演では、海底火山噴火に伴って発生する二酸化炭素やヘリウムといった“見えないガス”の観測、GPSによる地形変動の観測から噴火予知を行う手法について紹介されました。
また一方でネメシオ博士は、講演会やパンフレットの配布による一般市民への防災教育の重要性についても述べられました。

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講演終了後には、参加者の方からも多くの質問や講演に対する感謝の声が寄せられました。
ご協力いただいた皆様、ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。



学際科目「地震防災」:7月5日の様子

学際科目「地震防災」は、防災マイスターの選択必修科目にも指定されており、防災の様々な分野で活躍する方々が講義を担当しています。

前期の講義も終盤にさしかかってきました。
7月5日は、静岡大学の卒業生で3月まで当センターの学術研究員をされていた横幕早季さんが、「市民防災-東日本大震災における災害支援ボランティア活動-」というタイトルで講義を行いました。

講義では、横幕さん自身の経験をもとに、ボランティア活動の問題点や参加する際の注意などについて、写真を交えて紹介されました。
また、一人ひとりが知恵を出してリスクを減らす方法を考えることが大切と述べ、個人レベルでの防災対策の重要性を強調しました。


↓防災教材のイラストを用いて身近な防災対策について説明する横幕さん
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2013年7月 5日 (金)

本センター関係者のメディア掲載(2013年7月5日時点)

<新聞等報道>            

 

●小山真人教授

2013.6.26(水) 朝日新聞(朝刊)静岡13版 P29

浜松城公園の芝生広場 セシウムで汚染の疑い 住民グループが調査 

国の除染基準に近い値が存在

 

●牛山素行准教授

2013.6.28(金) 静岡新聞 (朝刊)特集 P13

いのち守る 防災しずおか 県第4次地震被害想定 「数字は絶対視する必要ない」

 

2013.6.28(金) 中日新聞 (朝刊)社会 P36

静岡県第4次地震被害想定 「揺れ対策も怠るな」

 

2013.6.28(金)産経新聞 Web 地域・静岡

第4次地震被害想定 津波被害大幅見直し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000053-san-l22

 

2013.6.30(日)神奈川新聞 Web 地域

「特別警報」8月30日運用開始、重大災害の予想時に発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130630-00000018-kana-l14

 

●北村晃寿教授

2013.7.2(火) 静岡新聞 (朝刊)社会 P26

明応地震の痕跡を調査 静岡大の北村教授ら 清水で掘削、有無確認

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130702-00000011-at_s-l22

 

2013.7.3(水) 朝日新聞 (朝刊)静岡13版 P29

過去の清水平野 土地隆起を調査 静大教授ら試掘溝

 

●池田恵子教授

2013.7.5(金) 静岡新聞 (朝刊)地域中 P21

地域の防災力底上げ 焼津市 リーダー育成講座開講 修了者は県指導員に認定

 

●片田敏孝客員教授

2013.6.26(水) 東京新聞 Web(朝刊)千葉 P32

津波から身を守るには 釜石の教訓 800人に伝える

 

2013.6.27(木) 読売新聞 Web(朝刊)西部・北九 P31

地域防災テーマ 市民が話し合う まちづくり車座集会

 

2013.6.27(木) 下野新聞 Web(朝刊)

界小で防災マップ発表会 佐野

http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/sano/news/20130627/1075410

 

2013.6.28(金) 静岡新聞 (朝刊)社会 P13

いのち守る 防災しずおか 県第4次地震被害想定 「対策の積み重ね生かすべき」

 

2013.6.30(日) 読売新聞 Web 地域・福井 

台風大被害60年の小浜 釜石の事例挙げ講演

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130629-OYT8T01090.htm

 

●吉野篤人客員准教授

2013.6.30(日) 静岡新聞 Web(朝刊)3浜 P20

トリアージのポイント学ぶ-湖西で防災研修会

2013年7月 4日 (木)

7月20日 第59回ふじのくに防災学講座のお知らせ

下記の通り平成25年7月20日に第59回ふじのくに防災学講座が開講されますのでお知らせいたします。

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第59回ふじのくに防災学講座
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静岡県では、「しずおか防災コンソーシアム」と連携し、「ふじのくに防災学講座」を下記のとおり開催しますので、県民の皆様の多数の御参加をお待ちしています。

【日時】
平成25年7月20日(土) 10時30分~12時00分 

【会場】
静岡県地震防災センター (静岡市葵区駒形通5丁目9-1)
※ 会場の駐車場には限りがありますので、公共交通機関等を御利用ください。

【対象】
どなたでも受講できますが、事前に電話、メール等でお申し込みください。

【受講料】
無 料

【定員】
180名(先着順)

【内容】
講義テーマ:「静岡県第4次地震被害想定(第一次報告)について」
講師:静岡県危機管理部理事兼危機報道監 藤原 和夫

第4次地震被害想定策定の背景や目的とともに、想定結果について、平成13年に公表された県の第3次地震被害想定や、昨年8月の国による南海トラフ巨大地震の被害想定との違いも交えながら解説します。

詳細はこちらです。
静岡県地震防災センターHP:http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/center/seminar/index.html

 
しずおか防災コンソーシアムとは、県内における防災に関する教育・研究の振興及び防災対策の発展に関する相互の協力を強化するため、静岡県と静岡大学、浜松医科大学、静岡県立大学、静岡文化芸術大学、東海大学、富士常葉大学の県内6大学、報道機関、静岡地方気象台などが連携して設立した組織です。

2013年7月 3日 (水)

7月29日 講演会「大西洋カナリー諸島の火山活動と2011年EI Hierro島沖海底噴火」のお知らせ

7月29日、静岡大学にて講演会「Geochemical approach to EI Hierro Island submarine eruption, Canary Islands -大西洋カナリー諸島の火山活動と2011年 EI Hierro 島沖海底噴火-」を下記の通り開催いたします。

【日時】
2013年7月29日(月) 15:30〜16:30

【場所】
静岡大学(静岡キャンパス)理学部B棟202室

【講師】
スペイン・カナリー諸島火山研究所 ペレツ・ネメシオ博士

※講演は全て英語で行われます。


【主催】
静岡大学防災総合センター静岡大学理学部地球科学科

【お問い合わせ】
生田領野 (静岡大学理学部地球科学科)
TEL/FAX: 054-238-4801
E-mail: srikuta@ipc.shizuoka.ac.jp

理学部地球科学科の地球科学演習講義の一環として行いますが、受講生以外の方のご参加を歓迎いたします。
豊富な写真や映像資料を用いて海底火山噴火について解説していただきます。

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2013年7月 2日 (火)

静岡県清水平野でトレンチ調査を行いました

2013年7月1日、当センター兼任教員の北村晃寿教授は、2011年から行っている県内の津波堆積物調査の一環として、静岡市清水区の総合運動場において「トレンチ調査」を実施しました。

清水平野ではこれまでに計13カ所でボーリングによる調査を行ってきましたが、縦穴を掘って地層を直接観察するトレンチ調査の実施は初となります。

同地点では、以前のボーリング調査から、安政東海地震による隆起の証拠と解釈されるデータと明応地震に伴う津波により形成されたと考えられる堆積物が見つかっており、より詳しい調査を行うこととなりました。

今回のトレンチでは、地下水の影響で明応地震の津波堆積物が分布する深度には到達しませんでしたが、その上位の砂層などから保存の良い貝化石や木片が採取され、今後の解析において堆積環境の推定や年代決定に有用な試料が多く得られました。

調査用の縦穴を掘っている様子
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堆積層の観察・記載作業をする北村教授
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地下水があるため足場の悪い中での作業となりました
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2013年7月 1日 (月)

7月18日 講演会「大地変動・土砂災害論」のお知らせ

7月18日、当センター兼任教員の橋本岳准教授主催の講演会「大地変動・土砂災害論」が下記の通り開催されます。
講師は、山口大学時間学研究所客員教授/富士常葉大学名誉教授/風土工学デザイン研究所理事長の竹林征三先生です。
この講演会は、静岡大学の浜松キャンパスと静岡キャンパスをネットワーク中継で結んで行われます。


【日時】
2013年7月18日(木) 14時〜16時

【場所】
静岡大学浜松キャンパス 総合研究棟10F会議室
(ネットワーク中継) 静岡大学静岡キャンパス 総合研究棟412(セミナー室)

【受講方法】
事前予約不要。当日直接会場へご来場ください(受講無料)。

【主催】
工学研究科電気電子工学専攻・橋本研究室
情報学研究科情報科学専攻・竹林研究室

【お問い合わせ】
橋本 岳 (工学研究科電気電子工学専攻)
TEL/FAX: 053-478-1137
E-mail: tethash@ipc.shizuoka.ac.jp


詳しくは下記の案内をご覧下さい。(画像をクリックすると拡大されます)

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