7月13日ふじのくに防災フェロー「地震工学」
7月13日、ふじのくに防災フェロー養成講義「地震工学」を開講いたしました。
担当教員は秦康範客員准教授で、14名の受講生が参加しました。
はじめに、地震工学の基礎知識として、マグニチュード・震源からの距離・地盤条件などによって地震動が決定されることや、建物にはそれぞれ固有周期があり地震波の特徴によって揺れやすい建物が異なることなどについて解説が行われました。
その後、手回しぶるるを用いた振動実験が行われ、質量による固有周期の違いを見たり、耐震壁や免震構造の効果を確認したりしました。受講生は、与えられた課題だけでなく自らアレンジした実験も積極的に行い、大変盛り上がっていました。
↓同じ揺れを与えても、建物の固有周期の違いで揺れるものと揺れないものがある
午後の講義では、地震による建物やライフラインの被害について写真を交えて紹介され、社会構造の変化によって災害も複雑化してきたことが述べられました。
さらに、地震の被害想定について、想定手法や活用する際の留意点について解説されました。受講生は被害想定ソフトを用いて、断層の位置や規模、使用する計算式によっても想定結果が大きく変わることを確かめました。
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