6月29日ふじのくに防災フェロー「火山学」
6月29日、ふじのくに防災フェロー養成講義「火山学」を開講しました。
担当教員は小山真人教授と鵜川元雄客員教授で、16名の受講生が参加しました。
はじめに小山教授が「静岡県の活火山」と題して伊豆東部火山群と富士山について講義を行いました。
講義では、火山の噴火映像、写真、赤色立体地図等を用いて火山の形成史や火山周辺の地形・地質学的特徴について紹介されました。
次に鵜川教授が「噴火予知」というタイトルで講義を行いました。
講義では、過去の噴火での観測記録を例に、マグマの動きおよび地震活動の観測を利用した短期的な予知とその課題について紹介されました。
その後、グループに分かれて「富士山噴火シミュレーション」を行いました。
受講生は、自分が市の防災担当という立場であるとして、噴火の前兆となる現象が観測されたという状況から実際に噴火が起こったという状況まで、各段階においてどのような行動を取るべきか、与えられたテーマに沿ってディスカッションを行いました。
グループごとのディスカッションのあと、両教授を交えた全体での議論に移り、活発な意見交換や質疑応答が行われました。
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