6月1日ふじのくに防災フェロー「リスク論」
6月1日、ふじのくに防災フェロー養成講義「リスク論」を開講しました。
担当教員は鈴木清史客員教授で、17名の受講生が参加しました。
講義では、災害やリスクを文化人類学的視点から捉え、人々が災害やリスクに対してどのように対応し生活してきたのかが、事例を交えて紹介されました。
災害の定義や用語の解説が行われた後、リスクをどのように決めるか、リスクコミュニケーションとは何かといったテーマで講義が行われました。
鈴木教授は、リスクは各々の認識や知識によって決まるものであることを強調し、またリスクコミュニケーションを通して相手の自発性を促すために、正しい数字を伝えることやトレードオフについて説明することなど具体的な方法を提示しました。
受講生からは、「こういう事例ではどうなるのか」「こういう捉え方もあるのではないか」といった意見や質問が多く寄せられ、講義中は終始活発な議論が行われました。
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