11月10日ふじのくに防災フェロー「防災法制度」
11月10日に、ふじのくに防災フェローの講義「防災法制度」を実施しました。
中川和之客員教授が担当し、3名の講師を招いて講義を行い、12名の受講生が参加しました。
講義では、まず中川客員教授が法制度・メディアの観点から災害とは何かを考察し、災害救助法の重要性などについて、具体的な事例を多数取り上げながら論じました。
次に岩田孝仁氏(静岡県危機管理部危機報道監)が災害対策関連法の課題について講義し、現在までに顕在化してきた課題などについて静岡県内の問題に引きつけながら論じました。
青柳浩司氏(長岡市危機管理防災本部総括副主幹)は、7.13水害や中越大震災といった実際の災害経験をふまえて、地域防災計画の見直しについて講義しました。
桜井誠一氏(神戸市代表監査委員、関西学院大学災害復興制度研究所研究員)は、阪神・淡路大震災時に広報課長・生活再建本部次長を務めた経験から、東日本大震災との比較を行い、2つの災害から学ぶべきことを提示しました。
これらの講義の後、グループワークを行いました。
受講生各自が持ち寄った防災上の問題点をもとに、その解決法や有効性について互いに議論しました。活発な議論の後でグループ毎の見解を報告し合い、各講師によるコメントを受け、最後にレポートにまとめました。
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