学際科目「地震防災」:6月8日の講義の様子
静岡大学学部生3年生以上が対象の学際科目「地震防災」が現在開講されています。
本科目は3年生以上を対象としている講義(半期・2単位)で、年間4科目(浜松1、静岡3)開講しています。
今期は約170名が受講登録しています。
社会の一員として活動していく中で,日々の仕事や日常生活の中に,防災に関する視点を持てるようになることを目標にしています。
静岡県で生活する学生にとっては、東海地震や東海地震にとどまらず,幅広い視野から災害を考える視点を養うことが重要であるとの観点から科目を構築しています。
防災はさまざまな分野にまたがる総合科学であることをふまえ、災害科学について各分野の専門家による講義を通じて総合的に学ぶため、 本学だけでなく、行政機関、民間組織からも講師を派遣していただいてほぼ毎回異なる講師をまねいてオムニバス形式の講義となっています。
今期のシラバスはこちら。
↑「地震災害史に学ぶ」
先週6月8日は名古屋大学の武村雅之教授(静大防災総合センター客員教授)が講義担当でした。
まず、これまでの地震学の知見を整理して延べながら、東日本大震災はどんな災害だったのかについて述べました。
地震学による地震の予測や津波堆積物調査による過去の津波被害の解明などがいかに難しいかも含めて、独特の口調でわかりやすく解説されました。
そして、地震によって起きる四大災害は「住家全潰」「火災」「土砂災害」「津波」と整理し、それぞれの対策について講義しました。
なお、本科目は静岡大学防災マイスターの必修科目となっています。
防災マイスターについてはこちら。
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