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2012年3月16日 (金)

3月10日ふじのくに防災フェロー 講義・実習「火山学」

3月10日にふじのくに防災フェロー第2期の初回の講義・実習を実施しました。
受講生全員がそろい、顔合わせの機会ともなりました。
最初に受講にあたってのガイダンスを行いました。

「火山学」の担当教員は小山真人併任教授(副センター長)と鵜川元雄客員教授です。
まずはじめに、小山教授が火山噴火予知には
1.観測機器による直前予知
2.噴火履歴による災害予測
と、大きく分けると二つのアプローチがあると述べられました。
人の健康診断に例えると、前者は「聴診器を当てる」後者は「病歴を探る」というイメージで、ハザードマップは噴火履歴の研究の災害予測結果の結実であり、火山の常備薬と表現しました。
自身の専門分野は2、鵜川教授は1と紹介し、「火山学」を2人の教員で担当する意義を伝えました。

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↑「噴火履歴による災害予測」について講義する小山教授。

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↑鵜川教授が「観測機器による直前予知」について講義します。
昨年2011年1月に霧島新燃岳のマグマ噴火開始に遭遇したエピソードから話し始められました。

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↑講義の後、グループごとに分かれてハザードマップ等をつかったシナリオ演習を行いました。
初回にもかかわらず、18時をすぎるまで中身の濃い議論が交わされました。
お疲れ様でした。
これから12月まで、おおよそ隔週土曜日に1日(朝9:30〜夕方18:00)に1科目ずつ合計で22科目が開講されます。
そのうち10科目以上の履修が「ふじのくに防災フェロー」称号認定のために必要となります。

第1期の様子はこちらーーーーーーーーーー
2011年12月23日 (金)記事
 ふじのくに防災フェロー養成講座第1期のネット上の関連記事をまとめました
 http://sbosai.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-118b.html

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