3月10日ふじのくに防災フェロー 講義・実習「火山学」
3月10日にふじのくに防災フェロー第2期の初回の講義・実習を実施しました。
受講生全員がそろい、顔合わせの機会ともなりました。
最初に受講にあたってのガイダンスを行いました。
「火山学」の担当教員は小山真人併任教授(副センター長)と鵜川元雄客員教授です。
まずはじめに、小山教授が火山噴火予知には
1.観測機器による直前予知
2.噴火履歴による災害予測
と、大きく分けると二つのアプローチがあると述べられました。
人の健康診断に例えると、前者は「聴診器を当てる」後者は「病歴を探る」というイメージで、ハザードマップは噴火履歴の研究の災害予測結果の結実であり、火山の常備薬と表現しました。
自身の専門分野は2、鵜川教授は1と紹介し、「火山学」を2人の教員で担当する意義を伝えました。
↑鵜川教授が「観測機器による直前予知」について講義します。
昨年2011年1月に霧島新燃岳のマグマ噴火開始に遭遇したエピソードから話し始められました。
↑講義の後、グループごとに分かれてハザードマップ等をつかったシナリオ演習を行いました。
初回にもかかわらず、18時をすぎるまで中身の濃い議論が交わされました。
お疲れ様でした。
これから12月まで、おおよそ隔週土曜日に1日(朝9:30〜夕方18:00)に1科目ずつ合計で22科目が開講されます。
そのうち10科目以上の履修が「ふじのくに防災フェロー」称号認定のために必要となります。
第1期の様子はこちらーーーーーーーーーー
2011年12月23日 (金)記事
ふじのくに防災フェロー養成講座第1期のネット上の関連記事をまとめました
http://sbosai.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-118b.html
« センター教員メディア対応(2012年3月15日時点) | トップページ | 平成23年度の防災マイスター称号認定状況 »
「ふじのくに防災フェロー」カテゴリの記事
- 2022年度ふじのくに防災フェロー養成講座称号授与式・シンポジウムのお知らせ(2023.03.06)
- 「防災実務実習」科目受講生 投稿(2023.01.30)
- 9月3日ふじのくに防災フェロー「企業防災と事業継続論」-科目受講生/フェロー9期修了生(2022.09.15)
- ふじのくに防災フェロー「津波工学」-科目受講生/フェロー9期修了生(2022.09.15)
- 人文社会科学のデータ収集と統計処理(2022.08.03)