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2011年11月 7日 (月)

平成23年度 防災・日本再生シンポジウム第3回報告

11月6日に、平成23年度防災・日本再生シンポジウム「多角的な災害教訓から静岡の防災を考える」第3回(浜松会場)が実施されました。

基調講演1「地震と津波に備える」の林能成准教授は
「地震や津波のメカニズム」「東日本大震災の動画や体験談」について話されました。

地震防災は
1.自分自身が生き残る。
2.家族を始め身時かな人が生き残る。
3.家、仕事など生活基盤が維持される。
この3つをまず目指していくべき。

救えるのは「迅速な意思決定が必要」で避難する余裕時間がある場合の「津波」「火災」
避難で命を救える災害と救えない災害がある。
という避難についての考え方。

地震は繰り返すからこそ、子孫への伝えていくことが大事。
少ない経験から安易な思い込みで防災をしないようにして欲しい。
というメッセージが印象的でした。

基調講演2「人からはじめる防災・減災」の鈴木清史教授は

専門の文化人類学的な視点で防災について切り込み、
「ウチとソト」を分ける日本の文化は、「災害にしないための日常の工夫」であること。

災害時の医療現場でのトリアージ(識別救急)という考え方に注目して、
日常生活<自分が生き残るための大事なひと もの こと>をトリアージするという提案。

について述べられました。

P1080723
防災は、まず「自分の命を守る」のだということを改めて共有する機会となりました。

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