平成23年度防災・日本再生シンポジウム第2回報告
本日、平成23年度防災・日本再生シンポジウム「多角的な災害教訓から静岡の防災を考える」第2回(沼津会場)が実施されました。
基調講演1では、野津客員教授が「自然を知ることは,一歩進んだ防災に繋がる」と題して
・防災には地球科学的知識が欠かせないこと
・東北地方太平洋沖地震を想定しきれなかった地震学の背景
・静岡の自然災害について(主に伊豆東部火山群)
といった内容で講演されました。
基調講演2では原田准教授が「津波災害の特徴と防災対策」について
・東日本大震災の津波被害事例
・津波の特徴
・静岡県沿岸の津波シミュレーション結果
等の津波について講演し、
最後に、リスク情報による避難行動の考え方を解説し、津波避難には「知る」「考える」「行動する」が欠かせず、
犠牲にならないためには行動が何より一番大事であり、そのためにも事前に「知る」ことの重要性を訴えました。
また、静岡県危機管理部危機情報課長の近藤氏と当センター副センター長の小山教授を迎えてパネルディスカッションを行いました。
最後の質疑応答では、予定の終了時間を大幅に超えて会場の皆さんから質問をいただき、来ていただいた方々の防災への関心の高さが伺えました。
明日11月6日は浜松にて本シンポジウムの最終回となる第3回が開催されます。
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